防蟻処理
第5,083回 設計の木村です。
東広島市入野のI様邸新築工事の11月21日現在の様子です。
現場では防蟻処理が完了しており、写真では他物件の施工写真などを幾度か見ていましたが
実際に自分の目でしっかり見ることが出来たのは今回が初めてでした。
防蟻処理とはシロアリ被害に遭うリスクを減らすために薬剤を散布する予防策で、
下の写真のように柱の色が濃く変化している範囲が処理されている部分です。
エヌテックのシロアリ対策としては、この薬剤散布だけでなく、
基礎の配管部分にも予防策を講じています。
配管経路は一般的にこのような構図になり、
地中で基礎と管が接する事になり、その管と土・基礎の接触面のわずかな隙間からシロアリを始めとする害虫が入り込んできます。
シロアリの生態として、湿っていて暗い場所を好むため
床下空間はシロアリにとってもはや天国となります。
そのためエヌテックでは、配管を地中で完結させるのではなく下の写真のように地上から経路を確保しています。
こうして配管が地上に出てくることで陽や風が当たり明るくじめじめしない、
シロアリが苦手な条件を揃えて内部だけでなく外部でも防蟻処理を行っています。
ただし防蟻処理も新築時に一度行えばその効果がずっと保たれるものではないので定期的な予防が必要です。
メンテナンス部では一定期間を設けて定期点検を行って訪問・ヒアリング等しておりますので
OB客様は是非その機会にご相談ください。