水回りの床材
第5,099回 設計の木村です。
床材の仕様を決定する際、住宅の大部分に使用する無垢材を
そのまま採用するか悩む空間として、洗面所・脱衣室・洗濯室・キッチン・トイレなど水回りが挙げられます。
その中でもキッチンはLDKとして空間が繋がっている場合が殆どであり、
水が撥ねて床に散ってしまう可能性も比較的少ない場所であるため
床の無垢材をそのまま起用するケースが多くみられます。
その他の水回りは、これはお客様それぞれとなりますが
木の雰囲気を重視したり、家全体の床材の統一感を優先すべく無垢のフローリングを採用する方も多くおられます。
もちろん清掃面の使い勝手重視として他の床材を選択するケースも多々あります。
例えば、広報スタッフ飯田の自邸の脱衣室・設計スタッフ谷口の自邸の洗面脱衣室にはコルクタイルを採用しています。
浴室周りは特に水が散ってしまう場所なので、スタッフは機能性重視でした。(笑)
どちらの住まいも弊社のモデルハウスとして常時見学会を行っております。
実際に目で見て体感していただけますのでお気軽にお申込みください。
コルクタイルの他にも、クッションフロアもメジャーな床材の選択肢の一つです。
こちらもスタッフ飯田の自邸で、1階のトイレです。
タイルに見えるブラウングレーのクッションフロアなのでお手入れは楽に、雰囲気は大事にすることができます。
現在は廃番となってしまったサンゲツの商品ですが、見学会をご案内する際によくお客様に気に入っていただいている商品です。
こちらはクッションフロアではないタイルを使用したお住まいです。
LIXILのメンフィス (外床タイプ MMP-24)という商品です。
こちらは住宅と事務所が併設されており、事務所側の手洗い・トイレ(正面)であるため
土足での移動を考慮し、通常のタイルを採用しています。
経年変化のある無垢の床材を楽しむ事もひとつですが、
使用用途・お子様やご家族が使いやすい、お手入れのしやすい床材を選定して好みの柄や色調に近づけていく事もひとつだと思います。