第5,123回　設計の木村です。

エヌテックでは壁・天井の内装材に、珪藻土クロスを標準仕様として設定しています。
珪藻土クロスは一般的なビニルクロスよりも吸放湿性が高く、自然素材ならではのテクスチャーが感じられる製品です。

しかし珪藻土クロスはビニルクロスよりもラインナップが乏しく
アクセントクロスなどの色を設ける場合には、カラー展開が少ないためなかなか意中の色が無い という所が難点です。

こちらはサンゲツさんが出している珪藻土クロスです。

機能性や身体への影響面を考慮するとビニルクロスよりも珪藻土クロスを採用したいところですが、
もしイメージされている色味があれば、それに適当する色となかなか出会うことができないものですね。

その点ビニルクロスは選べる質感やカラーバリエーションが豊富なのでお好みの物を選ぶことが出来ます。
また、ビニルクロスにも耐久性のある物・防汚性・消臭性・抗菌など機能性のある物も多いので
用途に合った使い方も可能です。

現在進行中のお住まいでも、
アクセントクロスを取り入れたり白ではなく他の色で統一したい
といったご要望をいくつかいただいており、最近は特にその傾向が多いように感じています。

例えばこちらは寝室の天井は白の珪藻土クロス、壁に色味のある石・塗り壁調のビニルクロスを採用したお住まいです。

色味は柔らかなブラウンで、あたたかみのある風合いが寝室を優しい印象に仕上げています。
（サンゲツ：FE-74020）

こちらの2つの写真は通路の両側にハンガーパイプを設けたクロークです。

まだ小さなお子様がいらっしゃるご家族で可愛らしさと遊び心に溢れたクロスです。
（サンゲツ：写真上FE-6325、写真下FE-6324）

無地のシンプルなクロスは家具やインテリアの素材本来の味を引き立ててくれます。
アクセントクロスや色・素材感を取り入れると、お部屋に華やかさや深みが増して魅力的に映ってきます。

選ぶクロスの色や質感でお部屋の印象ががらっと変わるので
お好みの雰囲気に合ったクロスを是非探してみてください。