ピクチャーウィンドウ
第5,155回 設計の木村です。
2月になり段々と引越し業者さんが忙しくなる時期になってきましたね。
私の周りでも新生活を始めるという知人の話をちらほらと耳にします。
まだ23歳の私の友人にはマイホーム購入を検討している友人はあまりいませんが、
魅力あるお住まいを提供するお仕事に携わっていると、どうしても注文住宅ならではの利点や暮らしの楽しみ方を考えてしまいます。
例えば、賃貸では実現できない家づくりの魅力のひとつとして『ピクチャーウィンドウ』があります。
(広島市安佐南区西原・T様邸)
設計スタッフ谷口の自邸・まゆの蔵のリビングにもピクチャーウィンドウを取り入れています。
窓外の景色を切り取り、窓枠を通してフレームに収めたかのように
風景をまるで絵画のように愉しむピクチャーウィンドウ。
(広島市佐伯区皆賀・F様邸)
植栽があれば、季節によって移り替わる木々の様子も窓のフレームを通して楽しむことができます。
(三原市小泉町・I様邸)
1m50cm角の窓枠の幅を大きくとることで、ベンチとしてくつろぐことのできる形もあります。
(東広島市黒瀬町・T様邸)
お住まいの周辺環境が緑豊かな土地であれば、
人目を気にすることなく生活の中心となるLDKに設ける事で、屋内で過ごしていても常に生活に緑を添えられます。
(広島市西区己斐上・F様邸)
反対に住宅街や建物が立ち並ぶ立地であれば、ピクチャーウィンドウとして天窓を設ける事で
周辺環境に左右される事無く景色を愉しんだり、なおかつ天窓の持つ採光・採風の効果も取り入れることができます。
他にも玄関先に絵を飾る代わりにアイキャッチとして窓を設けたり、
大きな窓でなく小窓でも取り付ける位置によって素敵な窓外の景色を切り取ることができたり と工夫の仕方は数多くあります。
間取りをふまえて、周りの環境も暮らしの楽しみに是非取り入れてみてください。