SE構法とパッシブデザインによるコンセプトハウス

皆様、こんにちは。エヌテックの広報担当・飯田です。
今回はSE構法とパッシブデザインを採用した、エヌテックのコンセプトハウスをご紹介いたします（私の自宅でもあります）。

南北に長い敷地は北側に道路があり、南側の隣地は3m程低いため日当たりは良好です。その立地をいかし、南側の1階にLDKを配置し、ダイニング上部の吹き抜けを通して、キッチンまで日が差し込む設計にしています。一方、リビングは床や天井のレベルを下げることで、日当たりを確保しつつ居心地の良い落ち着きのある空間となっています。

また、ご覧いただきたいポイントのひとつがLDKから庭へ続くウッドデッキに設置した電動オーニングです。冬はオーニングをたたんでたっぷりと日差しを取り込み、夏はオーニングを伸ばすことでしっかりと日射を遮蔽します。2.5mも出幅があるため、ウッドデッキは3人の子どもたちの格好の遊び場になっています。

家事動線や生活動線もご注目いただきたいポイントです。外出や帰宅の際の一連の動作がスムーズに流れるよう、洗面と家族の収納スペースを隣接させて配置。洗濯物を洗う・干す・たたむ・しまうという作業を円滑に行うために物干しスペースとタタミコーナーも隣接させています。このように、各室のバランスを巧みにレイアウトしながら、建物中央に階段を配置することで、家中どこからも行き来が容易な空間構成となりました。

建物内部のコーディネートは、建具や家具や勾配天井をダークブラウンで統一し、タイルや設備機器も悩み抜いてお気に入りのものをチョイス。冷暖房については、床下と屋根裏に一台ずつエアコンを設置し、建物全体に冷暖房が行き渡るよう計画しています。冬は床下エアコン1台で家中が暖かくなり、冬のひだまりでのんびりくつろぐペットの猫も、この家の快適さを実感しています！