【エネルギー消費を減らすアクション「Forward to 1985 energy life」】
皆様こんにちは、エヌテックです。
「Forward to 1985 energy life」、1985アクションという活動をご存知でしょうか?
これは、家庭でのエネルギー消費量を賢く減らして、現在の約半分、ちょうど1985年当時のレベルにしようという活動です。
この活動が始まったきっかけは2011年の東日本大震災と、それに伴って起きた福島原発事故でした。日本全体の電力消費量をみたとき、原子力による発電量をマイナスした数値が1985年頃の電力消費量とほぼ等しいことから目標として掲げられたもの。
1985年と近年の電力消費量を部門別に比較したグラフをみると、家庭部門での電力消費量が約2倍に増加していることがわかります。その原因としては「世帯人数の減少&単身世帯数の増加」という社会変化と、エアコンの普及、家電の大型化や新しい家電の登場と普及などが考えられます。
地球温暖化によるエアコン使用頻度の増加も挙げられるかもしれません。
しかし1985年頃に比べると設備などの性能は格段に上がっています。また断熱やパッシブデザインと言った住宅の省エネに関する知見も広まってきました。こうした新しい技術を活用しながら、住まい手と住宅のつくり手で1985年レベルのエネルギー消費社会を目指そうというのが1985アクションです。パッシブデザインを推進するエヌテックのコンセプトとも共通する考え方です。
この活動ではセミナー・ワークショップの開催や、暮らし省エネマイスター検定の実施などプロ向けの活動のほかにイベントの開催、一般生活者向けの省エネ診断ツール「1985アクションナビ」を設置も行っています。普段の暮らしがどれくらいの省エネ貢献をできているのか、環境家計簿がわかる仕組みなので、ぜひチェックしてみてください。
「Forward to 1985 energy life」ホームページ
http://to1985.net/1985action/
「1985アクションナビ」
http://to1985.net/data/actionnavi/
イベント紹介ページ
http://to1985.net/event/