【住宅ローン金利は史上最低水準が続き、マイナス金利も登場?】
皆様、こんにちは。エヌテックです。
住宅ローン金利の低下が進んでいます。
固定金利型ローン「フラット35」の金利は11月1日から0.06%上昇しましたが、それでも1.170%と史上最低に近い水準をキープしています。
また、変動金利型では0.5%前後の住宅ローンも珍しくありません。
こうした金利の低下は世界的な動きで、デンマークではついに「マイナス金利」の住宅ローンも登場しているそうです。
「マイナス金利」とは、お金を借りているとマイナス分が戻ってくるということ。
たとえばマイナス金利0.5%の住宅ローンを1000万円借りると、年間で約5万円が戻ってくることになり、トータルの返済額は1000万円を下回るという仕組みです!
お金を借りた方が得をする…、なんとも不思議な現象です。
日本ではそこまでの金利低下は起こっていませんが、「実質マイナス金利」という状況はすでに発生しています。
年末ローン残高の1%分の税額控除が13年間にわたり受けられる「住宅ローン控除」制度を活用すれば、ローン金利が1%以下であれば差し引きすることで「実質マイナス金利」になるという考え方。
1000万円の住宅ローンを金利0.8%で借りたとすると1年間の金利負担は約8万円。一方で、住宅ローン控除によって戻ってくる税金額は約10万円になり、差し引き約2万円が得になるという計算です。
住宅ローンの借入額や、納めている税額などの条件によっては控除額が満額にならないケースもあるので、すべての人が「マイナス金利」を享受できるわけではありませんが、住宅購入者にとっては好条件が続いていることは間違いなさそうです。