【リビングを、誰にも邪魔されない居場所にするための設計】
皆様、こんにちは。エヌテックです。
2020年、第1回目の投稿となります。少し遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
今回は、誰にも邪魔されずにくつろげるリビング設計のポイントをご紹介いたします。
ソファでくつろいでテレビを見ているとき、大事なシーンで目の前を横切られると心穏やかではありませんね。リビングの配置は、家全体の動線計画とも深く関係する重要なポイントです。くつろぐ人の前を横切るような動線設計になっているプランは、あまり心地良い家とはいえません。
エヌテックではリビングを家の中央に配置することは少なく、建物の隅に設けるケースが多数を占めます。電車の座席でも端に座るほうが落ち着く方が多いと思いますが、どん詰まりは安心感と心地よさを醸し出すポイントなのです。
また、ソファからの視線が建物の対角線上に抜けるようにすると、家全体が広く見える効果も得られます。ソファを部屋のコーナーに配置する場合には、後ろに窓を設けることで居心地のいい空間になります。ただし、その際には窓の断熱性能に十分配慮することが必要になります。
リビングの床面の高さや素材を変える方法もおすすめです。
たとえば、ソファとテレビの間に畳を敷けば、ゴロゴロできるスペースになります。床から一段高くして、小上がりの畳コーナーとすれば、椅子に座った人との目線と同じくらいの高さになり、くつろぎの領域のようなものが確保できる感覚も味わえます。また、床面を一段下げるラウンジピットという手法もあります。
家族それぞれがのんびりとくつろげるリビングづくりを、一緒に考えてみませんか?