【快適を数値で表す】
皆様、こんにちは。エヌテックです。
今回は「快適」についてのお話です。
家づくりで大切な温熱環境。
温熱環境における「快適」とは、熱的な不快がないことで、暑くもなく寒くもなく過ごせる状態のことです。
人が血流コントロールだけで体温を調節できる範囲が、ほぼ「快適」と感じる範囲なのですが、快適の範囲を超えて暑くなると、発汗を促し、汗の気化熱により体温を下げようとします。逆に、寒くなると身体を温めようと震えが生じます。
暑い、寒いと感じた時にこのような経験がありませんか?
こうした人体のはたらきは一種のストレスとなり、「不快」へとつながります。
要するに、人体にストレスのかからない温熱環境が「快適な環境」なのです。
「快適な環境」をつくる要素は6つあります。
1)室温
2)相対湿度
3)放射温度
4)気流
の物理的要素と、
5)着衣量
6)活動量
の人間的な要素です。
このうち物理的要素である1)~4)の数値的にバランス良い状態を作り出すことが、快適な環境づくりにつながります。
エヌテックの家づくりでは、プレゼンテーションの際に建物の性能をご提示します。
建物がどのくらいの性能を有しているのかが分かると、その地域で季節ごとに必要なエネルギー量を予測することができます。そして、それをもとに無暖房・無冷房時の自然室温、運転時の室温など、快適につながる要素の数値を特定します。
これらの最適解を見つけることで「快適な環境」を実現します。