2013年6月にお引渡しを行った「Ginger House」。
ご入居後、約1年に渡ってお施主様に家づくりのコラムを書いていただきました。
ホームページが新しくなりましたので、Ginger Houseの家づくりコラムを改めて少しずつご紹介していきたいと思います。

２０１３年６月２９日、僕ら夫婦はGinger Houseを手に入れる事になりました。

引渡しも一本締めまで終わりと言う所で、突然に野坂社長からコラムを書いて欲しいと依頼を受けました。
しかも技術者としての目線で、という注文も付いて。
折角なのでお受けした次第ですが、家は既に建ってしまっています。

今更、建築日記や記録的なものを書くのは難しいですし、その類のものはネット上に沢山あるので、出来るだけ違うものを書きたいと思います。
とは言ってみたものの、僕ら夫婦が家を建てるに至った経緯だけは書いておいた方が良い気がしますので、始めにそれを書きたいと思います。

実は僕ら夫婦は、２年前までは家を持つ気は全くありませんでした。
妻は戸建を嫌がったし、定住する気が無かったからです。
それにある事情も加わって、僕ら夫婦は一定以上の賃貸アパートに住みながら、悠々自適に暮らす事を選んでいました。

２０１０年に僕ら夫婦は娘を授かりました。
当然ライフスタイルの見直しを迫られる事にはなりましたが、特に問題ないと思っていました。
そんな中、妻が「家が欲しい」と言い出しました。
当初この『家』は、マンションも含んでいたのですが、最終的には『戸建の注文住宅の家』に絞られる事になります。

妻の気持ちは理解出来るのですが、家を持つ為の準備、特に資金を貯めて来ていないと言う現実問題がありました。
しかも、娘が幼稚園に上がるまでに、と言う希望もあるので時間も限られます。
そして元々は戸建ての家が欲しかった僕の方が、その時は気が乗りませんでした。
そして2012年夏、具体的な家作りの検討が始まったのです。