「マルニ木工のテーブルとルイスポールセンのペンダントライトが映える家をつくってほしい。」お客様の第一希望はこのような言葉でした。
築35年が経過した木造住宅の詳細調査を行い、全面的な改修工事をご提案しました。構造材を残して他は全て解体。基礎は補強を行ってベタ基礎へ変更し、窓も全て樹脂サッシに入れ替えて、減築と増築を行い屋根形状も少し変更しています。道路に面した南側は改修前は和室となっていましたが、改修後は北西に位置していたキッチンを南側に配置し、ダイニング上部は吹き抜けとすることで、道路からのプライバシーに配慮しつつ十分に明るさを確保した空間へと変わりました。また、既存住宅の和室にあった欄間は2階廊下の間接照明として再利用することで、昔の面影を残した居心地の良さを感じられます。お客様ご希望のテーブルとペンダントライトが映えるLDKは寛ぎの空間へと変わり、壁一面に造作した本棚とその隣に設えたラウンジチェアが豊かな暮らしを実現させてくれます。外壁は白のモルタル壁から一変、焼杉の黒とレッドシダーに塗装した木部が落ち着きのあるモダンな印象に。
耐震、気密、断熱性能を向上させたことで、まるで新築のように生まれ変わったIさま邸。2階から柔らかな光が差し込み、陽だまりが広がってゆく。時が経つのもゆっくり感じられるような優しい雰囲気に包まれたお住まいです。
Data
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土地概要
第一種住居地域
道路幅員/南側6.0m
敷地面積/85.64㎡(25.90坪) -
建築概要
建築面積/42.12m²(12.74坪)
延床面積/75.33m²(22.79坪)
1階:41.31㎡(12.50坪)
2階:34.02㎡(10.29坪) -
建物性能
Q値:W/m²K
μ値:
UA値:W/m²K
ηAC値:
ηAH値:
一次エネルギー消費量:MJ/(m²・年)